不規則な間隔の時系列データ

航空写真、停電、地震などの一部のデータは不規則な間隔で取得されます。 タイム スライダーを規則的な間隔 (12 時間ごとなど) で移動する場合、マップに何も表示されない期間が生じる可能性があります。 この問題を回避する 1 つの方法は、特定のフィーチャの時間値が次のフィーチャの開始時間値となる終了時間フィールドを計算することです。 終了時間フィールドを計算するには、[終了時間の計算 (Calculate End Time)] ジオプロセシング ツールを実行します。

開始時間と終了時間を伴うフィーチャは、指定した期間についてのみ有効なフィーチャです。 タイム スライダーを使用してデータを表示すると、スライダー上で、指定した開始時間から終了時間に相当する期間のみフィーチャが表示されます。 たとえば、データで使用されている停電ポリゴン フィーチャの開始時間が 2010 年 1 月 1 日で、終了時間が 2010 年 1 月 15 日の場合、このフィーチャは、タイム スライダー上の時間が 2010 年 1 月 1 日になった時点で表示されます。 このポリゴン フィーチャは 2010 年 1 月 15 日まで表示されます。

不規則な間隔の時系列データをステップ スルーするためのもう 1 つのオプションは、レイヤー内の個別の時間値のリストを使用するようにマップのタイム スライダーを構成することです。 タイム スライダーには、目盛マークなどの不規則な間隔の情報が表示され、次の値または前の値に直接移動できます。 [プロパティ] ダイアログ ボックスでレイヤーまたはテーブルの [時間間隔] プロパティを設定して、[データ内の個別の時間を使用して表示] オプションを有効にします。 [時間] タブの [ステップ] グループで [レイヤー] オプションを選択し、レイヤー定義のプロパティを使用してタイム スライダーのステップ値をオフセット表示にします。

不規則なステップを表示するタイム スライダー

タイム スライダーは、335 個の個別の地震時間で構成されています。

このオプションは、レイヤー内の個別の時間値が 1,000 個未満の場合にのみ使用できます。 レイヤー上でフィルター設定を使用して、必要に応じて、この制限に対して大きなデータセットをフィルターすることができます。