GNSS 受信機などのグローバル ナビゲーション デバイスを AllSource に接続して、マップまたはシーンで現在の位置を表示できます。 デバイスをアプリケーションに接続した後、高度なデータ収集用にデバイスを構成し、その位置に基づいてフィーチャを作成して、データをポイント フィーチャクラスに記録できます。
AllSource で GNSS 受信機を使用するには、アプリケーションにデバイスを接続して、それを使用するために構成します。
GNSS とは
GNSS は、Global Navigation Satellite System の略称で、地球前を網羅する衛星ナビゲーション システムを説明するために使用されます。 衛星ナビゲーション システムは、高精度のジオロケーション情報を GNSS デバイスと受信機に中継して、現在地を決定します。
世界のほとんどの場所で、通常グローバル ナビゲーションは GPS (Global Positioning System) と呼ばれています。 実際には、GPS は北米に配置された単一のシステムです。 世界中の一般ユーザーが利用できる衛星ナビゲーション システムの数は増加しています。 国際的に代表的な用語となっているため、GNSS という用語を使用してすべてのシステムを表すことをお勧めします。
AllSource ドキュメントでは、主に GNSS という用語を使用します。 他の ArcGIS 製品ドキュメントを参照するときは、GPS は同義語と見なされます。
用語集
次の用語は、AllSource デバイス位置ドキュメントの参考資料として機能します。 一部の定義は他のコンテキストでは異なる場合があります。
- GNSS - Global Navigation Satellite System。 GPS、GLONASS、Galileo など、現在使用されているすべてのグローバル衛星システムを表します。
- GPS - Global Positioning System。 北米で一般的に使用される衛星システム。
- NMEA - National Marine Electronics Association。
- デバイス (位置) - 地球上の位置を追跡するために使用されるモバイルまたはデスクトップベースのコンピューター。
- 精度バッファー - デバイスの位置を囲む円弧のアウトライン。 バッファーは、デバイスが指定された位置どおりではなく、このエリア内に存在する可能性を表します。
- トラックアップ - グローバル ナビゲーションで使用される用語。マップ上の進行方向が常に画面の上部になることを指します。 この反対はノースアップ、またはマップの回転の設定角度です。
AllSource のデバイスの位置のサポート
ArcGIS Field Maps などのモバイル製品と同様に、AllSource は GNSS 受信機に接続してデバイスの現在の位置を表示できます。 デバイスの位置をマップまたはシーンに表示できます。 また、フィーチャをポイントとして作成して、今後の解析のために位置に対する変更内容をポイント フィーチャクラスに記録することもできます。 複数のデバイスを使用するように構成できますが、マップ内で一度に表示できるデバイスは 1 つだけです。
デバイスの位置は、青色のポイント シンボルで表示されます。 方向 (角度) または方位 (移動方向) は、シンボル内の白い矢印で表されます。 このシンボルは、変更することができません。
位置を囲むグレーの円弧のアウトラインは位置の精度を表示します。 このアウトラインを有効にして、精度のレベルとデバイスの位置の精度を表示できます。 精度の閾値を超えると、青色のポイント シンボルが赤になり、警告メッセージが [デバイスの位置] ウィンドウに表示されます。 デバイスの位置は変化するため、自動画面移動コントロールを有効にすることで、位置をビュー内に表示し続けることができます。
Device Location API を通じて、GNSS 受信機を AllSource に接続し、そのデータを視覚化できます。 この API の使用の詳細については、ArcGIS.Desktop.Mapping 名前空間のドキュメントをご参照ください。