マップとレイアウトを作成し、それらのアイテムをプロジェクトに追加すると、プロジェクトの検索可能なインデックスが AllSource によって自動的に更新されます。 ただし、別のプロジェクトで作業している他のユーザーがデータベースにアイテムを作成または削除した場合、または共有ネットワーク フォルダーで新しいデータが使用可能になった場合、それらの場所の現在の状態がプロジェクトの検索インデックスに反映されないことがあります。
さまざまなオプションを使用してインデックスを更新できます。 頻繁に変更されるコンテンツがフォルダーやデータベースに含まれている場合、インデックスに対する定期的な更新をスケジュールすると便利です。
インデックス更新のスケジュール設定
スケジュールされたインデックス更新には、増分更新とインデックス再構築という 2 種類の更新があります。 増分更新は、短時間で完了します。 これらは以下の状況がないか確認します。
- これまでにインデックス構築済みの場所 (フォルダーなど) に新しいアイテムが追加された。
- インデックス構築済みの場所からアイテムが削除または移動されたか、インデックス構築済みの場所にあるアイテムの名前が変更された。
- これまでにインデックス構築済みのプロジェクト アイテムがプロジェクトから削除された。
たとえば、使用中のネットワーク共有に他のユーザーがラスター データセットを追加した場合や、自分自身がプロジェクトのホーム フォルダーに電子メールの添付ファイルを保存した場合などがあります。 あるいは、フォルダー接続の下にあるフォルダー内のシェープファイルを削除した場合や、プロジェクトからデータベースを削除した場合などもあります。 さらに、インデックス構築された後にアイテムの名前を変更することもあります。 アイテム名が変更された場合は、古い名前のインデックス エントリが削除され、新しいエントリが追加されます。
インデックス再構築では、既存のインデックス付きコンテンツの削除、選択した場所に現在格納されているアイテムに対する最初からのインデックス作成が行われます。 フォルダー、データベース、またはツールボックスからすでに削除されているアイテムを反映するために、インデックス再構築が定期的に必要になります。 多くのアイテムのインデックスを作成する必要がある場合、インデックス再構築に時間がかかることがあります。 一般的に、インデックス再構築は、ピーク時間を避けて実行する必要があります。
スケジュールされたインデックス更新はどちらの種類も、コンピューター上で使用しているすべてのプロジェクトを対象にします。 インデックスは、コンピューター上に現在保存されているすべてのプロジェクトに関連付けられているすべてのアイテムの現在のステータスが反映されるように更新されます。
インデックスが定期的に自動更新されるように、スケジュールされた Windows タスクがローカル コンピューター上に作成されます。 このタスクは、AllSource が実行されていないときにも実行されます。 タスクが、帰宅後のサイン アウトしているときに実行されるようにスケジュールされている場合、そのタスクはユーザーの認証情報が設定されている場合のみ正常に実行されます。 それ以外の場合、スケジュールされたタスクはローカルまたはネットワーク コンピューター上のプロジェクト アイテムにアクセスできる権限がありません。 スケジュールされたタスクを実行できない場合、削除されたアイテムが検索インデックスから削除されないため、検索結果が不正確になります。
サイン アウトしているときのインデックスの更新
デフォルトでは、コンピューターにサイン インしている場合にのみ、AllSource の検索インデックスの更新に使用されるスケジュールされた Windows タスクが実行されます。 自動更新が 1 時間ごとに行われ、インデックス再構築が正午にスケジュールされます。 自動更新は、日中には正常に実施されますが、帰宅するときにコンピューターからサイン アウトした場合、夜間には実行されません。 昼食のため席を離れる際にコンピューターをロックした場合は、引き続きサイン インしている状態のため、インデックス再構築は正常に実行されます。 昼休みにコンピューターからサイン アウトすると、インデックス再構築は実施されません。 インデックス再構築が昼休み中に実施された場合は、席に戻ってきたときに処理がまだ実行されている可能性があります。 プロジェクト アイテムを検索しても、初めのうちは結果が返されません。 インデックス作成処理の一部が完了したときに検索を実行すると、不完全な結果が生成されます。 インデックス作成が全部完了したときに、完全な結果を入手できます。
夜間に検索インデックスの更新と再構築を正常に実行するには、サイン アウト時に検索インデックスを更新するためのオプションを選択し、オペレーティング システムに認証情報を提供します。 デフォルトでは、自動更新は 1 時間ごとに行われ、インデックス再構築は午前 0 時にスケジュールされます。 インデックスが夜間に再構築および更新されるため、朝になって出社したときには使用する準備ができています。 多くの異なるプロジェクトに従事し、大量のアイテムを含むネットワーク共有にアクセスする場合は、夕方早くに実施されるようにインデックス再構築をスケジュールすることをお勧めします。
インデックス再構築は、作業のスケジュールと特定のコンピューターにとって最も都合の良いときに実行する必要があります。 夜間は通常、ノート パソコンの電源を切る場合や、ノート パソコンがネットワークから切断されるため、会社のリソースにアクセスできない場合は、そのコンピューター上でインデックス再構築を午前 0 時にスケジュールしても何の意味もありません。 一日のうちのほとんどの時間、コンピューター上で AllSource を使用している場合は、昼休みや定期的に行われる会議中に実行されるよう更新をスケジュールしてみてください。
- [設定] ページに移動します。
- AllSource の開始ページで [設定] タブ をクリックします。
- プロジェクトが開いている場合は、リボン上の [プロジェクト] タブをクリックします。
- サイド タブのリストで [オプション] をクリックします。
[オプション] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [インデックス構築] タブをクリックします。
- [定期的にインデックスを更新] をオンにします。
- [スケジュールされたタスクによるインデックスの自動更新] の下の [コンピューターにサイン インしているかどうかにかかわらず] オプションをクリックします。
- コンピューターへのサイン インに使用する認証情報を、表示された Windows システムのダイアログ ボックスに入力し、[OK] をクリックするか Enter キーを押します。 たとえば、Windows ログインに関連付けられたパスワードを入力します。
- [オプション] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
認証情報が、オペレーティング システムのスケジュールされたタスクに関連付けられます。 AllSource がこれらの認証情報を保存したり使用したりすることはありません。 スケジュールされたインデックス更新が次に実行されるときに、コンピューターからサイン アウトしている場合でも、その処理は正常に実行されます。
増分更新のスケジュール設定
デフォルトでは、AllSource の検索インデックスは、プロジェクトに関連付けられた場所に追加された新しいアイテムを含めるために、1 時間おきに増分的に更新されます。
- [設定] ページに移動します。
- AllSource の開始ページで [設定] タブ をクリックします。
- プロジェクトが開いている場合は、リボン上の [プロジェクト] タブをクリックします。
- サイド タブのリストで [オプション] をクリックします。
[オプション] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [インデックス構築] タブをクリックします。
- [定期的にインデックスを更新] をオンにします。
- [次の間隔でインデックスのアイテムを更新] をオンにします。
- 1 以上の整数を [時間] テキスト ボックスに入力します。この時間は、新しいアイテムをインデックスに追加する必要があるかどうかを、インデックス構築済みプロジェクトおよび場所に対してチェックするまでの経過時間を指定します。
- [OK] をクリックします。
スケジュールされた Windows タスクは、指定した時間の経過後に増分的にインデックスを更新するように更新されます。 インデックスが午後 1 時 30 分に最後に更新され、現在の時刻が午後 2 時であり、新しいインデックス再構築間隔が 3 時間おきである場合、次回の増分更新はおおよそ午後 4 時 30 分に実行されます。
アイテムのインデックス再構築のスケジュール設定
デフォルトでは、AllSource の検索インデックスは、[スケジュールされたタスクによるインデックスの自動更新] の下で選択されたオプションに応じて、正午または午前 0 時のいずれかに 24 時間おきに再構築されます。
インデックス再構築の頻度と、その開始時刻を変更することができます。 インデックス再構築が再実行されるまでの経過日数、およびインデックス再構築が実行される翌日の時刻を指定します。 たとえば、使用しているデータベースに格納されたアイテムが極めて安定している場合は、週に一度、インデックスを再構築すれば十分でしょう。 個々のフォルダーおよびデータベースのインデックスは、必要に応じてそれらのコンテンツを更新することによって、手動で再構築できます。
インデックス再構築は、指定された時間どおりに実施されない場合があります。 スケジュールされたタスクは、指定された更新間隔で実行されます。 このタスクが、インデックス再構築のためにスケジュールされた時間近くになって実行された場合、インデックスは、更新されるのではなく再作成されます。
- [設定] ページに移動します。
- AllSource の開始ページで [設定] タブ をクリックします。
- プロジェクトが開いている場合は、リボン上の [プロジェクト] タブをクリックします。
- サイド タブのリストで [オプション] をクリックします。
[オプション] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [インデックス構築] タブをクリックします。
- [定期的にインデックスを更新] をオンにします。
- [次の間隔ですべてのアイテムのインデックスを再構築] をオンにします。
- 1 〜 366 の範囲内の整数を [日] テキスト ボックスに入力します。この日数は、プロジェクトとそのアイテムのインデックスが再構築されるまでの経過日数を指定します。
- 変更する時間コンポーネントをクリックして適切な値を入力し、インデックス再構築が開始されるおおよその時刻を指定します。
- [OK] をクリックします。
AllSource のインデックス構成ファイルは、インデックス再構築イベント間の経過日数およびインデックス再構築が実行される時刻を反映するように更新されます。
現在の時刻が午後 2 時であり、新しいインデックス再構築間隔を 10 日おき、実行される時刻を午後 10 時に設定した場合、インデックスは当日のおおよそ午後 10 時に再構築されます。 翌日の午後 10 時が、インデックス再構築間隔の最初の日になります。 この間隔の間、インデックスは指定に従って増分的に更新されます。 10 日間のインデックス再構築間隔の経過後、11 日目のおおよそ午後 10 時に、すべてのプロジェクトに関連付けられたすべてのアイテムのインデックスが再構築されます。 最も近い増分更新が午後 10 時の数分後または数分前に実行されるようにスケジュールした場合、その時刻にインデックスが再作成されます。