時空間キューブのサブセット (Subset Space Time Cube) (時空間パターン マイニング)

サマリー

空間範囲、空間、または時間ごとに時空間キューブを区分します。

このツールは、入力された時空間キューブのうち、選択されたサブセット方法の基準を満たすもののロケーションとビンを出力します。 このツールは、フィーチャ、範囲、または別の時空間のロケーションごとに時空間キューブを空間的にサブセットできます。 このツールは、期間ごと、別の時空間キューブの時間範囲ごとに、または時空間キューブの最初または最後から時間ステップを削除することにより、時空間キューブを時間的にサブセットすることもできます。 出力される時空間キューブには、時空間キューブ作成ツールセットのツールによって作成されるすべての変数が含まれます。

時空間キューブのサブセット ツールの説明

使用法

  • このツールでは、時空間パターン マイニング ツールボックスのさまざまなツールで作成された netCDF ファイルを使用できます。

    時空間キューブの作成の詳細

  • このツールは、次のような場合に適用できます。

    • アフリカのフィーチャクラスを使用して、グローバル データを含む時空間キューブを空間的にサブセットする場合。
    • カリフォルニアのデータを含む時空間キューブを使用して、米国全体のデータを含む時空間キューブを空間的にサブセットする場合。
    • 時間サブセットを適用して、多くのビンのカウントがゼロになっている時空間キューブの最初または最後から時間ステップを削除する場合。
    • 時間サブセットを適用して、予測された結果を時空間キューブから削除してから、 時空間キューブに対し、時系列予測ツールセットのツールを使用する場合。

  • 入力時空間キューブに保存された分析変数は、サブセットの出力時空間キューブには引き継がれません。 入力時空間キューブの分析結果は、その時空間構造に基づくものです。 時空間キューブがサブセットされている場合、分析結果が無効となる場合があります。 分析変数を復元するには、サブセット出力時空間キューブに対して、時空間パターン分析ツールセット時系列予測ツールセットから、使用されたツールを再実行します。サブセット出力時空間キューブに対して。

  • ツールがジオプロセシング メッセージを作成します。 このメッセージにアクセスするには、[ジオプロセシング] ウィンドウで、進行状況バーにポインターを合わせるか、ポップアップ ボタンをクリックするか、メッセージ セクションを展開します。 このメッセージには次の情報が含まれています。

    • 入力時空間キューブの特性とサブセット出力時空間キューブの特性を比較する [サブセット サマリー] セクション。
    • 時空間キューブの時空間プロパティを説明する [時空間キューブの特性] セクション。 このセクションでは、[入力フィーチャの時間範囲] 値は、元の時空間キューブの作成に使用されたフィーチャの時間範囲を示します。 この値は、時空間キューブをサブセットしても変更されません。 これらの特性の詳細については、「時空間キューブの作成の詳細」をご覧ください。

    • 各行が入力時空間キューブの変数に対応する [時空間キューブのコンテンツ] セクション。 各行には、変数の要約統計、(集約と塗りつぶしタイプとともに) 変数を作成したツール、[時空間キューブを 2D で視覚化 (Visualize Space Time Cube in 2D)] ツールと [時空間キューブを 3D で視覚化 (Visualize Space Time Cube in 3D)] ツールで使用可能な表示テーマ オプションが含まれます。
    • [ポイントの集約による時空間キューブの作成 (Create Space Time Cube By Aggregating Points)] ツールを使用して時空間キューブを作成した場合、メッセージの [時空間キューブ ロケーションとビン] セクションの下に 1 つ以上のサブセクションが含まれます。 [カウント] サブセクションとオプションの各 [サマリー フィールド] サブセクションには、少なくとも 1 つのポイントで含んだビンとロケーションの数が含まれます。 散在性 (ゼロ カウントを含むビンのパーセンテージ) も [カウント] サブセクションに一覧表示されます。
    • 時系列予測ツールセットを使用して時空間キューブを作成した場合、メッセージには、適用された予測方法を要約する [予測の詳細] セクションが含まれます。 このセクションでは、予測に使用された時間範囲は、元の時空間キューブの作成に使用されたフィーチャの時間範囲を示します。 この値は、時空間キューブをサブセットしても変更されません。
    • メッセージの [時空間キューブの傾向] の下には 1 つ以上のセクションが含まれます。 これらのセクションには、時空間キューブの各変数の全体的な Mann-Kendall トレンド統計が含まれます。
  • [空間的なサブセット方法] パラメーターを [フィーチャ] に設定すると、入力サブセット フィーチャの座標系が入力時空間キューブの座標系と一致します。 [投影変換 (Project)] ツールを使用すると、入力サブセット フィーチャの座標系を変更できます。 座標系が一致しない場合は、サブセットを行えないか、出力時空間キューブのロケーションが予期しない場所に存在していることが考えられます。

  • 空間サブセットを適用しても、時空間キューブのロケーションのジオメトリは変更されません。 各ロケーションは、選択した空間サブセット基準に応じて、出力時空間キューブに含まれる場合もあれば、含まれない場合もあります。

  • 時間サブセットを適用しても、時空間キューブの時間ステップ間隔もビンの時間範囲も変更されません。 各ビンは、選択した時間サブセット基準に応じて、出力時空間キューブに含まれる場合もあれば、含まれない場合もあります。 [時間サブセット方法] パラメーターを [ユーザー定義][時空間キューブ] に設定し、指定した開始時間または終了時間がビン内に収まる場合、ビン全体が出力時空間キューブに含まれます。 この場合、出力時空間キューブの時間範囲が指定開始時間または指定終了時間もしくは時間サブセット キューブの時間間隔と一致しない場合があります。 たとえば、時空間キューブの時間ステップ間隔が 1 か月で、時間間隔を 2020 年 1 月 14 日から 2020 年 12 月 24 日とした時空間キューブで時間的にサブセットされている場合、出力時空間キューブの時間間隔は、2020 年 1 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日となります。

  • 時空間キューブの各時間ステップは、ビンの開始時間を含まず、ビンの終了時間を含みます。 たとえば、ビンの開始時間が 2020/1/1 12:00:00 AM で、終了時間が 2021/1/1 12:00:00 AM の場合、ビンには 2020/1/1 12:00:00 AM 以降、2021/1/1 12:00:00 AM まで、またはそれ以前のデータが含まれます。[サブセットの期間] パラメーターの [開始時間] 列に 2021/1/1 12:00:00 AM を指定すると、サブセット出力時空間キューブは 2020/1/1 12:00:00 AM から始まるため、2021/1/1 12:00:00 AM からのデータも出力時空間キューブに含まれます。

  • 時空間キューブが時間的にサブセットされている場合、出力時空間キューブに 10 個以上の時間ステップを含めなければ、ツールが動作しません。

  • ツールが定義済みのロケーション キューブをサブセットする場合、サブセット基準を満たさないロケーションは、すべて出力時空間キューブから削除されます。 ただし、ツールがグリッド キューブをサブセットする場合、サブセット基準を満たさないロケーションは、すべて出力時空間キューブ内でマスクされるだけとなります。 マスクされたロケーションは、時空間キューブ内に残りますが、分析からは除外されます。

    時空間キューブの構造の詳細

  • 時空間キューブが [ポイントの集約による時空間キューブの作成 (Create Space Time Cube By Aggregating Points)] ツールを使用して作成された場合、時空間キューブには、マスクされた異なるロケーションを持つ変数が含まれることがあります。 これは、[時空間キューブのサブセット (Subset Space Time Cube)] ツールが空間サブセットをどのように適用するかに影響を及ぼします。

    • 時空間キューブが [入力空間サブセット キューブ] パラメーター値として設定されると、入力時空間キューブを空間的にサブセットするために、カウント変数のロケーションが使用されます。
    • 時空間キューブが入力時空間キューブで、ツールが空間サブセットを適用する場合、各変数がサブセットされた出力時空間キューブの 1 つ以上のロケーションに存在する必要があります。それ以外の場合は、ツールが正しく動作しません。
    • 対象の変数のみを使用して時空間キューブを再作成することで、時空間キューブのどの変数が空間サブセットを決定するかを管理してください。 まず、[時空間キューブを 3D で視覚化 (Visualize Space Time Cube in 3D)] ツールを使用して、時空間キューブの値を視覚化します。 次に、[定義済みのロケーションから時空間キューブを作成 (Create Space Time Cube From Defined Locations)] ツールを適用して、出力フィーチャから新しい時空間キューブを作成します。 対象の変数を選択してください。
  • 予測キューブを空間的にサブセットして、すべての予測済み時間ステップを削除すると、出力時空間キューブは予測キューブではなくなります。 結果として作成される時空間キューブは、時系列予測ツールセットのツールへの入力として使用できます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力時空間キューブ

サブセットされる時空間キューブ。 時空間キューブのファイル拡張子は「.nc」です。時空間キューブは、時空間パターン マイニング ツールボックスのさまざまなツールを使用して作成されます。

File
出力時空間キューブ

[空間的サブセット方法] パラメーターと [時間的サブセット方法] パラメーターによって指定された空間的基準と時間的基準を満たす入力時空間キューブのサブセット。 入力時空間キューブに保存された分析変数は、出力時空間キューブから除外されます。

File
空間サブセット方法

入力時空間キューブを空間的にサブセットするために使用される方法を指定します。 この空間サブセット基準を満たす入力時空間キューブのすべてのロケーションが出力時空間キューブに含まれます。

  • フィーチャ入力時空間キューブをサブセットするため、ポリゴン、ポイント、またはラインを有するフィーチャクラスが使用されます。 [空間リレーションシップ] パラメーターでは、フィーチャ レイヤーが時空間キューブをどのようにサブセットするかを指定します。
  • 範囲[範囲] パラメーターで指定される範囲は、入力時空間キューブをサブセットするために使用されます。 出力時空間キューブには、範囲と交差する、入力時空間キューブのすべてのロケーションが含まれます。
  • 時空間キューブ[入力空間サブセット キューブ] パラメーターで指定された時空間キューブのロケーションは、時空間キューブをサブセットするために使用されます。 [空間リレーションシップ] パラメーターでは、この時空間キューブが入力時空間キューブをどのようにサブセットするかを指定します。
  • なし空間サブセットは、入力時空間キューブには適用されません。
  • フィーチャ入力時空間キューブをサブセットするため、ポリゴン、ポイント、またはラインを有するフィーチャクラスが使用されます。 spatial_relationship パラメーターでは、フィーチャ レイヤーが時空間キューブをどのようにサブセットするかを指定します。
  • 範囲spatial_extent パラメーターで指定される範囲は、入力時空間キューブをサブセットするために使用されます。 出力時空間キューブには、範囲と交差する、入力時空間キューブのすべてのロケーションが含まれます。
  • 時空間キューブin_spatial_cube パラメーターで指定された時空間キューブのロケーションは、時空間キューブをサブセットするために使用されます。 spatial_relationship パラメーターでは、この時空間キューブが入力時空間キューブをどのようにサブセットするかを指定します。
  • なし空間サブセットは、入力時空間キューブには適用されません。
String
時間サブセット方法

時空間キューブを時間的にサブセットするために使用される方法を指定します。 時間サブセット基準を満たす入力時空間キューブのすべての時間ステップが出力時空間キューブに含まれます。

  • ユーザー定義[サブセットの時間範囲] パラメーターの [開始時間] または [終了時間] の値によって指定される時間範囲は、入力時空間キューブを時間的にサブセットするために使用されます。
  • 時間ステップ数時空間キューブを時間的にサブセットするため、入力時空間キューブの始点と終点からの複数の時間ステップが使用されます。 削除する時間ステップの数は、[削除する時間ステップの数] パラメーターの [始点から] または [終点から] の値により指定されます。
  • 時空間キューブ[入力時間サブセット キューブ] パラメーターで指定された時空間キューブの時間範囲は、入力時空間キューブを時間的にサブセットするために使用されます。
  • なし時間サブセットは、入力時空間キューブには適用されません。
String
入力サブセット フィーチャ
(オプション)

時空間キューブをサブセットするためのポリゴン、ポイント、またはラインを含むフィーチャクラス。 入力サブセット フィーチャと時空間キューブの空間リレーションシップは、[空間リレーションシップ] パラメーターによって指定されます。

Feature Layer
空間リレーションシップ
(オプション)

時空間キューブを空間的にサブセットするために [入力サブセット フィーチャ] パラメーターまたは [入力空間サブセット キューブ] パラメーターの値と入力時空間キューブの間で適用される空間リレーションシップを指定します。 どの空間リレーションシップ オプションを使用できるかは、入力時空間キューブと入力サブセット フィーチャまたは入力空間サブセット キューブのジオメトリによって決まります。

  • 交差する出力時空間キューブには、[入力サブセット フィーチャ] パラメーターまたは [入力空間サブセット キューブ] パラメーターの値と交差する、入力時空間キューブのロケーションが含まれます。 これがデフォルトです。
  • 含む出力時空間キューブには、[入力サブセット フィーチャ] パラメーターまたは [入力空間サブセット キューブ] パラメーターの値を含む、入力時空間キューブのロケーションが含まれます。
  • 含まれる出力時空間キューブには、[入力サブセット フィーチャ] パラメーターまたは [入力空間サブセット キューブ] パラメーターの値の範囲内にある、入力時空間キューブのロケーションが含まれます。
  • 重心が含まれる出力時空間キューブには、[入力サブセット フィーチャ] パラメーターまたは [入力空間サブセット キューブ] パラメーターの値に中心を持つ、入力時空間キューブのロケーションが含まれます。
String
範囲
(オプション)

入力時空間キューブを空間的にサブセットする空間範囲。 出力時空間キューブには、範囲と交差する、入力時空間キューブのロケーションが含まれます。

Extent
入力空間サブセット キューブ
(オプション)

入力時空間キューブを空間的にサブセットする時空間キューブ。 入力空間サブセット キューブと時空間キューブの空間リレーションシップは、[空間リレーションシップ] パラメーターによって指定されます。

File
サブセットの期間
(オプション)

入力時空間キューブを時間的にサブセットするための期間。 この期間内に収まっている時間ステップもしくは [開始時間] または [終了時間] を含む時間ステップは、出力時空間キューブに含まれます。

Value Table
削除する時間ステップの数
(オプション)

出力時空間キューブから削除される、入力時空間キューブの始点と終点からの時間ステップの数。

Value Table
入力時間サブセット キューブ
(オプション)

入力時空間キューブを時間的にサブセットする時空間キューブ。 時間サブセット キューブの時間範囲により、出力時空間キューブの時間範囲が定義されます。 入力時間サブセット キューブの時間範囲内の時間ステップもしくは時間サブセット キューブの開始時間または終了時間を含む時間ステップは、出力時空間キューブに含まれます。

File

arcpy.stpm.SubsetSpaceTimeCube(in_cube, out_cube, spatial_subset_method, temporal_subset_method, {in_subset_features}, {spatial_relationship}, {spatial_extent}, {in_spatial_cube}, {time_span_subset}, {remove_time_steps}, {in_temporal_cube})
名前説明データ タイプ
in_cube

サブセットされる時空間キューブ。 時空間キューブのファイル拡張子は「.nc」です。時空間キューブは、時空間パターン マイニング ツールボックスのさまざまなツールを使用して作成されます。

File
out_cube

spatial_subset_method パラメーターと temporal_subset_method パラメーターによって指定された空間的基準と時間的基準を満たす入力時空間キューブのサブセット。 入力時空間キューブに保存された分析変数は、出力時空間キューブから除外されます。

File
spatial_subset_method

入力時空間キューブを空間的にサブセットするために使用される方法を指定します。 この空間サブセット基準を満たす入力時空間キューブのすべてのロケーションが出力時空間キューブに含まれます。

  • FEATURES入力時空間キューブをサブセットするため、ポリゴン、ポイント、またはラインを有するフィーチャクラスが使用されます。 spatial_relationship パラメーターでは、フィーチャ レイヤーが時空間キューブをどのようにサブセットするかを指定します。
  • EXTENTspatial_extent パラメーターで指定される範囲は、入力時空間キューブをサブセットするために使用されます。 出力時空間キューブには、範囲と交差する、入力時空間キューブのすべてのロケーションが含まれます。
  • SPACE_TIME_CUBEin_spatial_cube パラメーターで指定された時空間キューブのロケーションは、時空間キューブをサブセットするために使用されます。 spatial_relationship パラメーターでは、この時空間キューブが入力時空間キューブをどのようにサブセットするかを指定します。
  • NONE空間サブセットは、入力時空間キューブには適用されません。
String
temporal_subset_method

時空間キューブを時間的にサブセットするために使用される方法を指定します。 時間サブセット基準を満たす入力時空間キューブのすべての時間ステップが出力時空間キューブに含まれます。

  • USER_DEFINEDtime_span_subset パラメーターの開始時間または終了時間の値によって指定される時間範囲は、入力時空間キューブを時間的にサブセットするために使用されます。
  • NUMBER_OF_TIME_STEPS時空間キューブを時間的にサブセットするため、入力時空間キューブの始点と終点からの複数の時間ステップが使用されます。 削除する時間ステップの数は、remove_time_steps パラメーターの始点からまたは終点からの値により指定されます。
  • SPACE_TIME_CUBEin_temporal_cube パラメーターで指定された時空間キューブの時間範囲は、入力時空間キューブを時間的にサブセットするために使用されます。
  • NONE時間サブセットは、入力時空間キューブには適用されません。
String
in_subset_features
(オプション)

時空間キューブをサブセットするためのポリゴン、ポイント、またはラインを含むフィーチャクラス。 入力サブセット フィーチャと時空間キューブの空間リレーションシップは、spatial_relationship パラメーターによって指定されます。

Feature Layer
spatial_relationship
(オプション)

時空間キューブを空間的にサブセットするために in_subset_features パラメーターまたは in_spatial_cube パラメーターの値と入力時空間キューブの間で適用される空間リレーションシップ。 どの空間リレーションシップ オプションを使用できるかは、入力時空間キューブと入力サブセット フィーチャまたは入力空間サブセット キューブのジオメトリによって決まります。

  • INTERSECT出力時空間キューブには、in_subset_features パラメーターまたは in_spatial_cube パラメーターの値と交差する、入力時空間キューブのすべてのロケーションが含まれます。 これがデフォルトです。
  • CONTAINS出力時空間キューブには、in_subset_features パラメーターまたは in_spatial_cube パラメーターの値を含む、入力時空間キューブのすべてのロケーションが含まれます。
  • WITHIN出力時空間キューブには、in_subset_features パラメーターまたは in_spatial_cube パラメーターの値の範囲内にある、入力時空間キューブのすべてのロケーションが含まれます。
  • HAVE_THEIR_CENTER_IN出力時空間キューブには、in_subset_features パラメーターまたは in_spatial_cube パラメーターの値の範囲内に中心を持つ、入力時空間キューブのすべてのロケーションが含まれます。
String
spatial_extent
(オプション)

入力時空間キューブを空間的にサブセットする空間範囲。 出力時空間キューブには、範囲と交差する、入力時空間キューブのロケーションが含まれます。

Extent
in_spatial_cube
(オプション)

入力時空間キューブを空間的にサブセットする時空間キューブ。 入力空間サブセット キューブと時空間キューブの空間リレーションシップは、spatial_relationship パラメーターによって指定されます。

File
time_span_subset
[time_span_subset,...]
(オプション)

入力時空間キューブを時間的にサブセットするための期間。 この期間内に収まっている時間ステップもしくは開始時間または終了時間を含む時間ステップは、出力時空間キューブに含まれます。

Value Table
remove_time_steps
[remove_time_steps,...]
(オプション)

出力時空間キューブから削除される、入力時空間キューブの始点と終点からの時間ステップの数。

Value Table
in_temporal_cube
(オプション)

入力時空間キューブを時間的にサブセットする時空間キューブ。 時間サブセット キューブの時間範囲により、出力時空間キューブの時間範囲が定義されます。 入力時間サブセット キューブの時間範囲内の時間ステップもしくは時間サブセット キューブの開始時間または終了時間を含む時間ステップは、出力時空間キューブに含まれます。

File

コードのサンプル

SubsetSpaceTimeCube の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python スクリプトは、SubsetSpaceTimeCube 関数の使用方法を示しています。


import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:\STPM"
arcpy.stpm.SubsetSpaceTimeCube("input_cube.nc", "subset_cube.nc", 
                               "SPACE_TIME_CUBE", "NONE", None, None, None, 
                               "spatial_subset_cube.nc")
SubsetSpaceTimeCube の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン Python スクリプトは、SubsetSpaceTimeCube 関数の使用方法を示しています。


# Use the Subset Space Time Cube tool to subset a space-time cube by time 
# and space.

# Import system modules
import arcpy
import os

# Set workspace
arcpy.env.workspace = r"C:\Analysis"
gdb = os.path.join(arcpy.env.workspace, "continents.gdb")
arcpy.env.overwriteOutput = True

# Temporally subset a space-time cube
temperature_stc = "Temperature_STC.nc"
temporal_subset_stc = "Temperature_STC_temporal_subset.nc"

arcpy.stpm.SubsetSpaceTimeCube(temperature_stc, temporal_subset_stc, "NONE", 
                               "USER_DEFINED", None, "", "DEFAULT", None, 
                               "1/1/2012 1/1/2022")

# Spatially subset the data for every continent in the space-time cube
continents = ["Africa", "North_America", "Antarctica", "South_America", "Asia", 
              "Europe", "Australia"]
for continent in continents:
    feature = os.path.join(gdb, c)
    arcpy.stpm.SubsetSpaceTimeCube(temporal_subset_stc, 
                                   continent + "_temperature_subset.nc", 
                                   "FEATURES", "NONE", feature, "INTERSECT")