ダーティ エリアの計算 (Compute Dirty Area) (データ管理)

サマリー

指定した時点から変更されているモザイク データセット内の領域を特定します。これは一般的に、モザイク データセットが更新または同期されたときや、キャッシュなどの派生プロダクトを更新する必要があるときに使用されます。このツールを使用すると、変更された領域だけに処理を限定することができます。

使用法

  • このツールは、指定した時点以降に変更されているモザイク データセット アイテムが 1 つ以上含まれる領域を定義するポリゴンを構築します。

  • これにより、キャッシュなどの派生物を構築するためにモザイク データセットに依存するツールやアプリケーションで、その派生物がモザイク データセットと最後に同期した時点以降の部分的な更新を実行することができます。

  • 日付と時刻のパラメーターは、次のどちらかの方法で指定することができます。

    • XML 時間文字列
    • XML 以外の文字列

  • 有効な XML 時間文字列には、次の形式のいずれかを使用する必要があります。

    • YYYY-MM-DDThh:mm:ss
    • YYYY-MM-DDThh:mm:ss.ssssZ
    • YYYY-MM-DDThh:mm:ss.ssss-00:00
    • YYYY-MM-DDThh:mm:ss+00:00
    • YYYY
    • YYYY-MM
    • YYYY-MM-DD
    • YYYY-MM-DDZ
    • YYYY-MM-DDThh
    • YYYY-MM-DDThhZ
    • YYYY-MM-DDThh:mm
    • YYYY-MM-DDThh:mmZ
    • YYYY-MM-DDThh:mm:ss
    • YYYY-MM-DDThh:mm:ssZ

  • XML 時間文字列の最後の未確定部分はタイム ゾーンです。Z で指定されたタイム ゾーンは「Zulu Time」、つまり GMT (グリニッジ標準時) を表します。GMT からの正または負の時間数を使ってタイム ゾーンを指定することもできます。タイム ゾーンを指定しなかった場合は、現地のタイム ゾーンが使用されます。

  • XML 以外の有効な時間文字列には、次に示す形式のいずれかを使用することができます。

    • YYYY/MM/DD hh:mm:ss.s
    • YYYY/MM/DD hh:mm:ss
    • YYYY/MM/DD hh:mm
    • YYYY/MM/DD hh
    • YYYY/MM
    • YYYY-MM-DDhhmmss.s
    • YYYY-MM-DDhhmmss
    • YYYY-MM-DDhhmm
    • YYYY-MM-DDhh
    • YYYY-MM-DD
    • YYYY-MM
    • YYYYMMDDhhmmss.s
    • YYYYMMDDhhmmss
    • YYYYMMDDhhmm
    • YYYYMMDDhh
    • YYYYMMDD
    • YYYYMM
    • YYYY

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
モザイク データセット

変更について分析するモザイク データセット

Mosaic Layer
クエリ定義
(オプション)

ダーティ エリアを計算するモザイク データセット内の特定のラスターを選択する SQL 式。

SQL Expression
開始日時

入力時間から変更されている領域を計算します。

XML 時間構文:

  • YYYY-MM-DDThh:mm:ss
  • YYYY-MM-DDThh:mm:ss.ssssZ
  • 2002-10-10T12:00:00.ssss-00:00
  • 2002-10-10T12:00:00+00:00

XML 以外の時間構文:

  • 2002/12/25 23:59:58.123
String
出力フィーチャクラス

変更された領域を含むフィーチャクラス

Feature Class

arcpy.management.ComputeDirtyArea(in_mosaic_dataset, {where_clause}, timestamp, out_feature_class)
名前説明データ タイプ
in_mosaic_dataset

変更について分析するモザイク データセット

Mosaic Layer
where_clause
(オプション)

ダーティ エリアを計算するモザイク データセット内の特定のラスターを選択する SQL 式。

SQL Expression
timestamp

入力時間から変更されている領域を計算します。

XML 時間構文:

  • YYYY-MM-DDThh:mm:ss
  • YYYY-MM-DDThh:mm:ss.ssssZ
  • 2002-10-10T12:00:00.ssss-00:00
  • 2002-10-10T12:00:00+00:00

XML 以外の時間構文:

  • 2002/12/25 23:59:58.123
String
out_feature_class

変更された領域を含むフィーチャクラス

Feature Class

コードのサンプル

ComputeDirtyArea (ダーティ エリアの計算) の例 1 (Python ウィンドウ)

これは ComputeDirtyArea (ダーティ エリアの計算) のための Python サンプルです。

import arcpy
arcpy.ComputeDirtyArea_management("c:/workspace/fgdb.gdb/md", "#", 
                                  "2010-01-12T18:00:00.00-08:00", "dirtyarea.shp")
ComputeDirtyArea (ダーティ エリアの計算) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

これは ComputeDirtyArea (ダーティ エリアの計算) のための Python スクリプト サンプルです。

##===========================
##Compute Dirty Area
##Usage: ComputeDirtyArea_management in_mosaic_dataset {where_clause} timestamp
##                                   out_feature_class

import arcpy
arcpy.env.workspace = "c:/workspace"

# Find the area changed after 6:00pm Jan 12th 2010
arcpy.ComputeDirtyArea_management("fgdb.gdb/md", "#", "2010-01-12T18:00:00.00-08:00", "dirtyarea.shp")