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パブリック URL

パブリック URL のレコードを ArcGIS Data Pipelines への入力として使用します。

使用上の注意

パブリック URL を操作する際には、以下の点に注意してください。

  • 入力としてパブリック URL を使用すると、URL からデータを読み込むことができます。 [URL] パラメーターを使用して、データ パイプラインの入力として使用するデータセットを指定します。 HTTP と HTTPS の URL のみがサポートされています。
  • [データ形式] パラメーターを使用して、URL のデータの形式を指定します。 次の形式オプションを利用できます。
    • [CSV または区切りファイル] (例: .csv.tsv.txt)
    • [JSON] (.json)
    • [GeoJSON] (.geojson)
    • [Parquet] (.parquet)
  • [CSV または区切りファイル] 形式オプションを指定した場合は、次のデータセット定義パラメーターを使用できます。
    • [区切り文字] - フィールド (または列) およびレコード (または行) の値を分割するために使用される区切り文字。 デフォルトでは、カンマ (,) 区切りが使用されます。 その他の一般的な区切り文字形式には、タブ (\t)、セミコロン (;)、垂直バー (|)、スラッシュおよびバックスラッシュ (/ および \) などがあります。
    • [ヘッダー行を含む] - データセットにヘッダー行が含まれるかどうかを指定します。 デフォルトは true です。 false に設定すると、データセットの最初の行はレコードと見なされます。
    • [複数行データを含む] - データセットに、改行文字を含むレコードが含まれるかどうかを指定します。 デフォルトは false です。 true に設定すると、複数行データを含むデータが正しく読み取られて書式設定されます。
    • [文字エンコーディング] - 指定したデータセットの読み取りに使用されるエンコード タイプを指定します。 デフォルトは [UTF-8] です。 利用可能なエンコード オプションから選択するか、エンコード タイプを指定できます。 値をエンコードする際、スペースはサポートされていません。 たとえば、値に ISO 8859-8 を指定することは無効であり、ISO-8859-8 と指定する必要があります。
  • データ形式の値が [CSV または区切りファイル] の場合は、[フィールド] を使用して、フィールドの名前とタイプを構成できます。 [スキーマの構成] ボタンをクリックするとダイアログ ボックスが開き、データセット フィールドと次のオプションが表示されます。
    • フィールドの挿入または削除 - 該当するフィールドの横にあるチェックボックスをオンにして、そのフィールドを削除できます。 デフォルトでは、すべてのフィールドが挿入されます。
    • [フィールド名] - Data Pipelines で使用するときのフィールドの名前。 この値は編集可能です。 ソース名に無効な文字や予約語が含まれていない限り、デフォルトでは、この値はソース データセット内のフィールドと同じになります。 無効な文字はアンダースコア (_) に置き換えられ、予約語は先頭にアンダースコア (_) が付きます。
    • [フィールド タイプ] - フィールドを Data Pipelines で使用する際のフィールド タイプ。 この値は編集可能です。
    以下の表で、使用できるフィールド タイプについて説明します。

    フィールド タイプ説明

    String

    String フィールドには、テキスト文字の文字列を指定できます。

    Small Integer

    Small Integer フィールドには、-32768 ~ 32767 の整数を指定できます。

    Integer

    Integer フィールドには、-2147483648 ~ 2147483647 の整数を指定できます。

    Big Integer

    Big Integer フィールドには、-9223372036854776000 ~ 9223372036854776000 の整数を指定できます。

    Float

    Float フィールドには、およそ -3.4E38 ~ 3.4E38 の有理数を指定できます。

    Double

    Double フィールドには、およそ -2.2E308 ~ 1.8E308 の有理数を指定できます。

    Date

    Date フィールドには、yyyy-MM-dd HH:mm:ss 形式の値を指定できます。たとえば、有効な値は 2022-12-31 13:30:30 です。 日付の値が別の形式で格納されている場合は、日付/時間の作成ツールを使用して Date フィールドを計算します。

    Boolean

    Boolean フィールドには、TrueFalse を指定できます。 整数表現のブール値 (0 と 1) がフィールドに含まれている場合は、フィールドの更新ツールを使用して、整数をブール値にキャストします。

  • [JSON] 形式オプションを指定した場合は、[ルートのプロパティ] パラメーターを使用できます。 このパラメーターを使用すると、データの読み取り元となる JSON のプロパティを指定することができます。 各プロパティの間に小数点の記号を使用して、ネストされたプロパティを参照できます (例: property.subProperty)。 デフォルトでは、JSON ファイル全体が読み取られます。
  • [GeoJSON] 形式オプションを指定した場合、[ジオメトリ タイプ] パラメーターを使用できます。 このパラメーターはオプションです。 デフォルトでは、GeoJSON ファイル内のジオメトリ タイプが使用されます。 GeoJSON ファイルに複数のジオメトリ タイプが含まれている場合に、このパラメーターの値を指定する必要があります。 ジオメトリ タイプの混在はサポートされておらず、指定したタイプのみが使用されます。 [ポイント][マルチポイント][ポリライン][ポリゴン] のいずれかを指定します。 GeoJSON データの位置を含むジオメトリ フィールドは自動的に計算され、入力データセットに追加されます。 ジオメトリ フィールドを空間演算の入力として使用したり、出力結果でジオメトリを有効化するために使用したりすることができます。
  • 入力データセットの読み取りパフォーマンスを向上させるには、以下の方法を検討してください。
    • [キャッシュの使用] パラメーターを使用して、データセットのコピーを格納します。 キャッシュされたコピーは、エディターで開いている少なくとも 1 つのブラウザー タブが接続されている間だけ保持されます。 これで、処理中にデータによりすばやくアクセスできるようになる場合があります。 ソース データがキャッシュされた後に更新された場合は、このパラメーターをオフにして、ツールをプレビューするか、再実行してください。
    • 入力データセットを構成した後で、処理されるデータの量を制限する次のツールを構成します。

制限事項

既知の制限事項は以下のとおりです。

  • 指定した URL が無効な HTTPS 証明書を使用しているか、URL からの応答がない場合、データセットを Data Pipelines の入力として使用することはできません。
  • 指定した URL が読み取れないものの、その URL からデータをダウンロードできる場合、代わりにダウンロードしたデータをファイル ツールの入力として使用してみてください。
  • URL にカスタム IP アドレスを使用することはできません。 ドメイン名のみがサポートされています。
  • arcgis.com ドメインを使用した URL はサポートされていません。 ArcGIS URL を入力として使用する代わりに、ファイルまたは フィーチャ レイヤー入力ツールを使用してください。
  • カスタム ポートはサポートされていません。
  • リダイレクトする URL はサポートされていない可能性があります。 Data Pipelines Community での URL リダイレクトの診断の詳細
  • Esri の JSON ファイル (.esrijson) は使用できません。
  • データセットにスペースまたは無効な文字を含むフィールド名が存在する場合、その名前はアンダースコアを使用するように自動的に更新されます。 たとえば、Population 2022 というフィールドは Population_2022 という名前に変更され、%Employed というフィールドは _Employed という名前に変更されます。

ライセンス要件

次のライセンスと構成が必要です。

  • Creator または GIS Professional ユーザー タイプ
  • 公開者、ファシリテーター、管理者ロール、またはそれと同等のカスタム ロール

Data Pipelines の要件の詳細については、「要件」をご参照ください。

関連トピック

詳細については、「データセットの構成」をご参照ください。