ArcGIS AppStudio のインストール

アプリを最初から作成するか、既存のテンプレートから作成してさらにカスタマイズするには、ArcGIS AppStudio をインストールします。

デバイス上でアプリをテストするには、下記「AppStudio Player のインストール」セクションを参照して、デバイスに AppStudio Player をインストールしてください。

ArcGIS AppStudio のインストール

注意:

以下の手順では、スタンドアロン アプリの作成に Esri が提供するクラウドの Make サービスのみを使用していることを前提としています。 コンピューター上でスタンドアロン アプリを作成するには、ローカルの Make の開発者ツールをインストールする必要があります。

AppStudio リソース ページから、お使いのオペレーティング システム (Windows (x86 または x64)、macOS、または Ubuntu) 用の AppStudio インストール ファイルをダウンロードします。

ファイルをダブルクリックしてインストールし、以下の手順を実行します。

  1. [次へ] をクリックします。
  2. インストール フォルダーを選択します (デフォルトを推奨)。
  3. ライセンス契約に同意します。
  4. スタート メニューの名前を指定します。
  5. [インストール] をクリックします。

インストールが完了すると、次の 2 つのショートカットがデスクトップに追加されます。

  • ArcGIS AppStudio - アプリを構成および管理します。
  • Qt Creator (ArcGIS AppStudio) - アプリを編集します。

アプリケーション ファイルは、/Applications/ArcGIS/AppStudio のユーザー フォルダー内にあります。 Windows では、次のとおりです。

C:\Users\<username>\Applications\ArcGIS\AppStudio

macOS および Ubuntu では、次のとおりです。

Home/Applications/ArcGIS/AppStudio

通常、AppStudio のアプリケーション ファイルは編集しません。 AppStudio をアンインストールする場合は、アプリケーション ファイル フォルダーを参照して、[AppStudio のアンインストール] を選択します。

アプリ、テンプレート、およびデータ ファイルは、C:\Users\<username>\ArcGIS\AppStudio (Windows の場合)、または Home/ArcGIS/AppStudio (macOS および Ubuntu の場合) にあります。

ユーザー フォルダーには、次のフォルダーが含まれています。

  • アプリ - Qt Creator または AppStudio でローカルに作成されたアプリまたは ArcGIS からダウンロードしたアプリが含まれます。 ダウンロードしたアプリは、ArcGIS アイテム ID を名前に含むフォルダーに格納されます。
  • データ - アプリによって使用されるデータが含まれます。 複数のアプリによって同一のデータが参照される場合があります。
  • モジュール - さまざまなアプリで使用可能なユーザー独自の QML ライブラリが追加されます。
  • 設定 - 各アプリのプロパティが含まれます。
  • テンプレート - Qt Creator でローカルに作成されたテンプレート アプリまたは ArcGIS からダウンロードしたテンプレート アプリが含まれます。 これらのテンプレート アプリを使用して、独自のアプリを生成します。 ダウンロードしたテンプレート アプリは、ArcGIS アイテム ID を名前に含むフォルダーに格納されます。

AppStudio Playerのインストール

AppStudio Playerは、Google PlayApp Store、および Microsoft Store から入手できます。 これらのストアから Player を直接デバイスにインストールできます。

AppStudio Player インストール ファイルは、WindowsmacOS、および Ubuntu でも利用可能であり、AppStudio リソース ページからダウンロードし、AppStudio と同じ方法でインストールすることができます。

インストールが完了すると、AppStudio Player という名前のデスクトップ ショートカットが作成されます。 デスクトップ上のすべての Player ファイルのインストール場所は、AppStudio の場合と同じです。

アプリ、テンプレート、データ ファイルは、次の場所にあります。

  • Windows - C:\Users\<username>\ArcGIS\AppStudio
  • macOS および Ubuntu - Home/ArcGIS/AppStudio
  • iOS - On My iPad/Player/ArcGIS/Player または On My iPhone/Player/ArcGIS/Player
  • Android - Android/data/com.appstudio.player/files/ArcGIS/AppStudio
注意:
Windows では、前のバージョンの AppStudio Player がすでにインストールされている場合、続行するかどうか確認を求められます。 Android および iOS では、前のバージョンの AppStudio Player が自動的に上書きされます。

自動インストールおよびアンインストール

AppStudio または AppStudio PlayerWindows にインストールすると、今後の自動インストールまたはアンインストールを実行するためのスクリプト ファイルも提供されます。

これらの操作の準備を行うには、最初にアプリを 1 台のデバイスにインストールした後で、次の手順を実行します。例として AppStudio Desktop を使用します。

  1. アプリがインストールされた場所 (Windows のデフォルトは C:\Users\<ユーザー名>\Applications\ArcGIS\AppStudio) を参照します。
  2. 次のファイルをデバイス上の別の場所、ネットワーク フォルダー、または USB ドライブにコピーします (たとえば、デスクトップに InstallScripts という名前のフォルダーを作成します)。
    • silent-install-controller.qs
    • silent-uninstall-controller.qs
    • silent-uninstall-install-AppStudioforArcGIS
  3. 新しいバージョンの AppStudio をインストールするときに、アプリのインストール ファイルを作成した InstallScripts フォルダーにコピーして、そのファイル名を今後も変わらない名前 (AppStudioInstallFile.exe など) に変更します。

この場所を設定した後は、.qs とスクリプト ファイルは変更されません。 自動インストールおよびアンインストールを実行するには、インストール ファイルのみを変更する必要があります。

コンピューター上に AppStudio に基づくアプリが複数存在する場合、silent-install-controller.qssilent-uninstall-controller.qs のコピーは 1 つだけ必要です。 .qs ファイルとともに、異なる silent-uninstall-install-appName スクリプト ファイルだけを作成した InstallScripts フォルダーにコピーします。

デフォルトでは、自動インストールとアンインストールはバックグラウンドで実行され、進捗状況を表示するユーザー インターフェイスはありません。 これらの自動インストールとアンインストールのユーザー インターフェイスを表示するには、スクリプト ファイルを実行する際にコマンド ライン パラメーター showui=true を追加します。

アンインストールのみ

これらのスクリプトを使用してアプリをアンインストールするには、コマンド ウィンドウで作成した InstallScripts フォルダーを参照し、次のコマンドを入力します。

Windows:

silent-uninstall-install-ArcGISAppStudio.bat .

macOS または Ubuntu:

./silent-uninstall-install-ArcGISAppStudio.sh .

最後のピリオドは、何もインストールされないことを示しているため重要です。

インストールのみまたはアンインストールとインストール

アプリをインストールするには、コマンド ウィンドウで作成した InstallScripts フォルダーを参照して、次のコマンドを入力します。

silent-uninstall-install-ArcGISAppStudio.bat AppStudioInstallFile.exe

同じコマンドで、アプリの既存のバージョンがすべてアンインストールされてから新しいバージョンがインストールされるため、1 つのコマンドでアプリをアップグレードできます。